こんにちは。
建設業に携わられる方で、お仕事に”アンカー打設”が含まれる皆様にお知らせがあります。
2021年度よりJCAA(日本建設あと施工アンカー協会)において
”接着系注入方式カートリッジ型あと施工アンカー施工士(注入式施工士)”
という資格が創設されました。
この資格の受験要件は
『特2種あと施工アンカー施工士、第1種あと施工アンカー施工士、
あと施工アンカー主任技士のいずれかの資格登録者であること』となっており、
『「特2種あと施工アンカー施工士」、「第1種あと施工アンカー施工士」、
「あと施工アンカー主任技士」の能力に加え、
接着系注入方式カートリッジ型のあと施工アンカー工事を適切に施工できる技術水準を有する。』
という位置づけになっているようです。
ここで…あれ?自分はJCAAの主任技士(もしくは第1種)の資格を持っていて、
その資格でいままで注入式アンカーも施工してたんだけどダメだったの?
それとも今まではよかったけどこれからはダメとか??☜という疑問が湧いてきませんか?
結論から申し上げますと『主任技士、第1種、特2種でも注入式アンカーの施工はできます。』
(by JCAA”注入式施工士資格試験開催のご案内”より抜粋。)☜この資料、JCAAのHPから
PDFダウンロードの形式で閲覧できますが、とにかく場所がわかりにくい!
現場で監督員さんや設計さんに「本当に?」なんて疑われた際には当社までご一報ください。
JCAA発行のPDFをお送りします(´・ω・`)
斯く言う当社の施工部でもこれまでずっと
第1種施工士や主任技士が注入式アンカーの施工を行ってきました。
ではなぜここへきて”接着系注入方式カートリッジ型あと施工アンカー施工士”
などというものが創設されたのでしょう??
JCAAの見解によりますと、
『本資格(接着系注入方式カートリッジ型あと施工アンカー施工士)において、
注入式施工におけるより専門的な正しい知識や施工方法を学習(講習受講)~
資格試験(講習の翌週)に合格し、登録申請された方が
「接着系注入方式カートリッジ型あと施工アンカー施工士」有資格者となります。
また今後、施主の仕様書等に”JCAA接着系注入方式カートリッジ型あと施工アンカー施工士
資格登録者が行う”といった記載がある場合はこの資格の有資格者による施工が条件となります。』
とのことです。
いまはまだ注入式施工士資格が創設されたばかりですが、
近い将来現場ごとの仕様書や特記事項の使用材料(アンカーの種類)に
接着系注入方式カートリッジ型あと施工アンカーが指定され、
且つ”JCAA接着系注入方式カートリッジ型あと施工アンカー施工士資格登録者が行う”
という文言が記載されることを想定し、みなさんも新資格(注入式施工士)に
チャレンジしてみませんか?
当社でも施工に関わる7名が2023年2月に広島会場での注入式施工士試験(講習&実技試験)に挑みます。
受験者の声(難易度や手応え)、また合否の結果はあらためてブログでお伝えしますね(^-^)